皆さんは片付けをする時、どのような方法をとっていますか?
平日は時間ないから休みの日に一気に片付けるよ!
私は毎日コツコツ片付けているわ
まとめて片付ける方法、少しずつ片付ける方法の2通りがあると思います。毎日少しずつ片付ける方法として、「1日1捨」という活動があります。名前の通り、1日に1つ以上の物を手放す方法です。Twitterを中心としたSNSで手放すものを投稿している人がたくさんいます。
私はミニマリストになる前に「1日1捨」の投稿をしていましたが、もしあなたが「1日1捨」を「片付け」が目的で行う場合、私はおすすめしません。
今回の記事では、なぜ「1日1捨」が片付けに向かないのか、例外として「1日1捨」をしてもよい人を紹介していきます。この記事を読めば、「1日1捨を続けることで片付けが終わらない」という事態を避けることができます。
「1日1捨」を勧めない理由
ここでは、「1日1捨」を勧めない理由を3つ紹介します。
ペースが遅い
1つ目に、1日1捨ではペースが遅すぎるからです。
家の中には、1日に平均して1人あたり3〜5個の新しいものが入ってくると言われています。「そんなに多いかな?」と思う方もある思いますが、ポストに入ったDM、道でもらったティッシュ、子どもが持って帰ってきたプリントや作品などしっかり考えてみるとかなりの物が新しく家のものになっていることがわかると思います。
1日に3個新しいものが入ってくるのに、1日に1個しか手放さなければ、1日に2個ずつものが増えてしまいます。
片付けの基本は不要なものを増やさないで減らすこと。1日1捨では不要なものを減らすペースが、不要なものが家の中に入ってくるペースに追いつきません。そのため、いつになっても片付けが完了しないのです。
ものを減らすためには手放すスピードが大切です。手放し方は以下の記事を参考に自分に合う方法を見つけていきましょう。
成果が見えない
2つ目に、1日1捨では片付けの成果が見えにくいからです。
ショートヘアの子が、ロングヘアのウィッグを被れば誰でもすぐに変化に気が付きますが、毛先を整えながら数年かけてロングヘアに伸ばしても過去の写真を見ないと変化に気がつけないのと似ています。
一気に片付けるとその綺麗さを感じることができますが、毎日少しずつだと1日あたりの変化の幅が小さくなり、まとめて片付けた時ほど「キレイになった」と感じることができません。
一部の片付けが大好きな人以外には、片付けって面倒なことだと思います。面倒なことをする時、やる気があったほうが捗ります。成果が見える時、成果が見えない時、どちらがやる気が出るかは明白です。成果が見えない1日1捨では、やる気が維持できず、最終的に片付けが完了するまでに時間がかかってしまいます。
捨てるものに注目してしまう
3つ目に、1日1捨は捨てるものに注目してしまうからです。
1日1捨では、その名前通りに捨てるものを選びます。しかし、大事なのは「捨てるもの」ではなくて「残すもの」ではないでしょうか。残したものは今後も自分と関わっていくものになるので、「残すもの」にエネルギーを使うようにするのが賢い選択です。
また、これは私の体験ですが、1日1捨をしていると、何かを捨てることが目的になってしまうことがあります。あなたが片付けをしている目的はなんですか?決して、ものを捨てたいからではないはずです。「生活を改善したい」「引っ越しをスムーズにしたい」など何か目的があると思います。「片付け」は手段であるのに、1日1捨を始めることで「片付け」が目的となってしまうことがあるのです。
例外・「1日1捨」をおすすめする人
「1日1捨」を普通はおすすめできませんが、1日1捨をおすすめする人もいます。ここでは、どんな人なら「1日1捨」をおすすめできるのかを紹介します。
片付けの習慣がない人
初めに、片付けの習慣がない人です。
常に家の中にものが入ってくる環境であるため、定期的に片付けをする必要があります。そのため、片付けの習慣化が大事になってきます。
1日1捨は、片付けの習慣をつけるのに最適です。「1日1捨」のタグをつけてTwitterに投稿すると多くの人に「いいね」がもらえます。たくさんの人に「いいね」をしてもらうと承認欲求が満たされますので、やる気が継続しやすいです。
3週間ほど行動を継続すると習慣化されると言われているので、1ヶ月間「1日1捨」をしてみるのは良いと思います。
片付け完了後の人
次に、片付けがすでに完了している人です。
特に、片付けが完了した直後の人にはおすすめです。なぜなら、ダイエットと同じで、一度片付けを完了させてもすぐに戻ってしまうことがあるからです。
片付けが完了した後であれば、ものが入ってくる量も少ないので、「1日1捨」のペースでも問題なし。私の場合も、一気に片付けた後に1ヶ月ほど継続して1日1捨を行いました。片付けを完了したと思っていても、見直していくと必要のないものが出てきます。片付けの仕上げ的作業にもなります。ものを増やさないような行動を並行すれば長期的に片付けの効果を維持できます。
リバウンド防止のためにも片付け直後には、「1日1捨」がおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。今回は、なぜ「1日1捨」が片付けに向かないのか、例外として「1日1捨」をおすすめする人を紹介しました。
片付けに「1日1捨」をおすすめしない理由
- ペースが遅い
- 成果が見えない
- 捨てるものに注目してしまう
もし片付けをするのなら、「1日1捨」ではなくまとめて片付けをしましょう。「1日1捨」は片付けが完了した後のリバウンド防止に。
片付け方がわからない方は以下の関連記事で練習してみましょう。
皆さんの生活がより良いものになりますように。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。