皆さんの家の中は、快適に生活できる環境になっていますか。
家の中を快適に保つには、「ものを手放す力」「ものを増やさない力」の両方が必要になってきます。「ものを手放す力」を上げるために、ものの手放し方について紹介しました。
今回は、なぜ「ものを増やさない力」が大切なのか、どうすればものを増やさずに生活できるか、私の経験とともに紹介していきます。
なぜ、ものを増やさないことが大切なのか
資源
ものを作るためには資源が必要となります。
資源には限りがあり、今の大量生産大量消費の生活を続けていると、将来的に資源が尽きると考えれられます。そのためには、使う資源の量を減らすことが必要になります。資源を守るための活動の1つに3R活動があり3Rはそれぞれ、リデュース、リユース、リサイクルです。
- リデュース:ゴミを減らすための行動をすること
- リユース:そのままのものとして再利用すること
- リサイクル:資源として再生して利用すること
この中でリデュースだけが、生産に必要な資源を直接減らすことができます。そのため、ものを増やさない行動が大切になります。
時間
ものが増えると、物の管理に使う時間が増えます。
- 使うものを探す時間
- どのものを使うか選ぶ時間
- メンテナンスに必要な時間
- 処分に必要な時間
これらの時間を減らすことができたら、自分のために時間を使えるようになります。お金は無限に増やすことが可能ですが、人生の時間の上限はほぼ決まっています。その中でいかに大事にしたいことに時間を使えるかが人生の幸福度を上げる鍵になってきます。「もの」に時間を使うことが幸せと感じる人以外は、「自分の大切にしたいこと」のために使う時間をものに取られないようにしましょう。
お金
ものを購入するには、お金が必要になります。
お金はなくても幸せになれますが、ある程度あったほうが選択肢を広げることができます。選択肢を広げることは、人生で自分の目的に近い道を選びやすくなるため重要なことです。
ものを増やすのにお金を使うと、一時的に自分にかけるお金を減らすことになります。自分にリターンがあるお金の使い方をすれば良いのですが、ものが増え続ける生活をしていると、その判断力も鈍くなります。
さらに先程説明した通り、ものを増やさないようにすると、使える時間を増やすことができます。この時間を使って、お金を増やすという選択肢を取ることも可能となります。
実際にものを増やさないためには
ものを増やさないためには、色々と入ってくるものを断る必要がありますが、今回は誰でも簡単に今すぐ減らせる「チラシ」と「試供品」から試してみましょう。
チラシ
1つ目に、ポストに投函されるチラシを減らします。郵便ポストに入らないチラシが大量に投函されると、
- 必要な郵便物と仕分ける時間が必要になる
- 見られないで捨てられるチラシは資源がもったいない
- チラシにより必要のないものにお金を浪費してしまうこともある
以上のようなデメリットがあります。その中でも、必要な郵便物とチラシを仕分ける時間やストレスを減らすことは非常に重要です。
ポストに投函されるチラシなどの量を減らすためには、主に3つ方法があります。
まず、何かに登録するとき、案内の郵送を希望するのチェックを外すことです。商品をインターネットのサイトで購入する時、たまに定期的な商品案内を郵送するお店があります。そのお店の商品が必要となった時は自分で調べると思いますので、案内の郵送は希望しないようにしましょう。現在「定期的に案内が来ているけど見ていない」という場合は、お問い合わせなどから郵送を止めてもらいましょう。お問い合わせは面倒かもしれませんが、1度の行動で今後の面倒を減らすことができます。
次に、迷惑な郵便物やダイレクトメールを受け取り拒否することです。架空請求やいたずらなど、先程の方法で自分から避けることのできない郵便物を避けるためです。受取拒否をすれば、会社が郵便物やダイレクトメールを送るのにも費用がかかるため、迷惑な郵便物やダイレクトメールを再度送ってくることが少なくなります。方法としては、「受取拒絶」の文字、フルネームによる署名の記載または押印をしたメモや付箋を貼り、郵便窓口や配達担当者に渡すか、郵便ポストに投函するだけです。
最後に、自宅のポストに「チラシお断り」のステッカーを貼ることです。これは、郵便物ではない自宅のポストに直接投函されるチラシに有効です。受け取り拒否などと比べると効果は小さいですが、ステッカーを貼るだけなので簡単にできます。ステッカーは数百円で売られていますので、ぜひ購入して貼り付けましょう。
試供品
2つ目に、もらう試供品の数を減らすことが大切です。
皆さんは、もらった全部の試供品を使い切っていますか。多くの人の答えは、「No」だと思います。使わないものをもらうのは、管理の手間を増やすことになるので、必要な分だけもらいましょう。また、試供品は内容物に対して包装物の割合が多いため、環境にかける負担も多いです。
試供品の数を減らす方法には、主に3つの方法があります。
1つ目に、通販サイトで試供品の追加を断ることです。化粧品などを通販サイトで購入すると、お試しサイズの商品を付けてくれるお店があります。購入するときに、試供品を希望しないにチェックを入れるか、一言希望を加えておきましょう。
2つ目に、街で試供品を貰わないことです。ドラッグストアの前などを通ると試供品を配っている時がありますよね。道で配っている試供品をもらう時、何を配っているのか確認する暇はないと思います。確認できないと、必要のないものをもらう確率が高くなるので、受け取らないようにしましょう。
3つ目に、ホテルに自分の石鹸などを持っていくことです。アメニティをもらうことがあると思いますが、使わないですよね。もし部屋に置いてあると、使わなくても処分される可能性が高いので、泊まる前にアメニティやレディースセットとして置かれている試供品が不要だと連絡しておきましょう。
もの以外の増やさないこと
私は、もの以外にも増やさないように気をつけていることがいくつかあります。
メールマガジン
1つ目に、不要なメールマガジンを受け取らないようにしています。
メールマガジンの数を減らす理由は、郵便物と同様に、必要なメールと不要なメールを分けるのに必要な時間やストレスを減らすためです。
メールマガジンを減らす方法としては以下のような方法があります。
- メールマガジンの配信停止を希望する
- メールマガジンのサービスを退会
- 迷惑フォルダーに振り分ける
メールマガジンの配信停止を希望することで、大抵のメールマガジンは配信が停止されますが、不要なサービスであれば退会することで、その他の不要な情報も減らすことが可能となります。配信停止や退会の方法がわからないサービスの場合、不要であれば迷惑フォルダーに振り分けられるよう設定しましよう。
アプリ
2つ目に、不要なアプリをインストールしないようにしています。
アプリをインストールしない理由は、便利なために長時間使ってしまうことがあるからです。特にSNSはアプリをワンタップするだけで、他の人の投稿を簡単に見ることができ、ついつい時間を多く使ってしまいます。
アプリの代わりに、ブラウザ版のサービスを利用します。時間を多く使ってしまう大抵のSNSはアプリではなくブラウザ版でも問題ありません。使用するたびにログインし直すのは面倒ですが、使用する必要があればログインしますし、必要がなければログインを面倒に思い、使用頻度が徐々に落ちていきます。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、ものを増やさない理由と増やさないための方法の一部を紹介しました。1度手間を掛ければ、長期間ものを増やさない仕組みを作ることが可能です。未来の自分のためにも、今回紹介した「チラシ」「試供品」を家の中に増やさない行動を試してみてはいかがでしょうか。
皆さんの暮らしが良いものとなりますように。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。