私は「小さな幸せを感じられる生活」をテーマに、シンプルな生活をしているミニマリストです。
今では洋服の数は会社の制服、トップス、ボトムス、アウターなどオールシーズン全て合わせて50着程度。
しかしミニマリストになる以前は、全部合わせて約300着の洋服を持っていました。
当時の考え方は、完全に家の中に物がたまる人の考え方でした。
300着、どのような服があるか頭の中にあるし、どの服も今後着る可能性があるから手放したくない。
それに物を捨てるのはもったいないから捨てたくない。だから、片付けなんてしない。
そんな私が片付けができるようになったのは、物を捨てない片付け方を知り、実践したからです。
今日は、洋服を300着から30着まで減らす中で、「Tシャツを100枚手放した体験」について紹介します。この記事は、以下のような人におすすめです。
- ミニマリストになりたい人
- 片付けたいけど物を捨てたくない人
この記事を読むと、物を捨てなくても片付けをしたり、ミニマリストになることが可能なことを知ることできます。早速、私の経験を時系列に沿って紹介していきます。
1. 手放すきっかけ(110枚→100枚)
私がTシャツを手放すきっかけになったのは、お金が欲しくてメルカリを始めたことです。
今でこそ、自分に本当に必要なものだけを購入しているため、お金にある程度余裕があります。
しかし、当時は本当に必要ではないものにもお金を使っていたため、常に金欠状態でした。そこで、メルカリを始める事にしました。
売れそうなものを探した時、見つけたのが「Tシャツ」でした。全部で110枚あるので、ちょっとなら売却しても良いという気持ちに。
110枚の中から、未使用に近いユニクロで売られていたキャラクターものなど、需要がありそうなものを10枚試しに出品してみました。
その結果、なんと10枚とも、無事に売却することができました。Tシャツを10枚手放してみて気がついたことは以下の通りです。
- 着てない服をお金に変えられる。
- 普通のTシャツでも売れる。
- Tシャツを少し手放しても、生活に問題はない。
試しに物を自分から手放す経験をして、これらの当たり前の事に気が付きました。
片付けをする上で、「物を少し手放しても、普段の生活に問題が起きない。」ということを知ることができたのは非常に大事なことでした。着るかもしれないと思っていた服を手放した後に、着ようと思うことは全くなかったのです。
この事に気がついた私は安心して、どんどんメルカリでTシャツを出品していきます。
2. どんどん手放す(100枚→30枚)
10枚のTシャツを売ることに成功した私は、嬉しくなりさらに出品する事にしました。
Tシャツを手放しても、生活に影響があまりないことに気がついたので、1ヶ月Tシャツ生活をしても被らずに着ることができる、30枚を目標にしました。
最初に選んだ10枚は、ほぼ未使用のキャラものと需要の高いTシャツでした。しかし、持っていたTシャツは、需要の低いTシャツが半数以上を占めていました。
最初は、お金が目的でメルカリを利用していたので、以下のようなポイントを意識して出品を続けました。
- 綺麗に洗濯して、綺麗な背景で写真を撮る。
- 需要の高いTシャツとセットにして売る。
しかし、Tシャツの数が減るに従って、お金から片付けに目的が変化していきました。そのため、メルカリで買い手が見つからなかったものは、リサイクルショップなどを利用して低価で売却しました。
リサイクルショップでも値段の付かなかった物は、Tシャツを購入した店舗にあるリサイクルボックスに入れたり、地域のリサイクルに出したりしました。
このTシャツの量を一気に減らす過程で、物を捨てずに減らすための選択肢を次々に知ることができたました。
- メルカリなどのフリマサイト
- 知人に譲る
- リサイクルショップ
- 店舗のリサイクルボックス
- 古布回収
- リメイク
これらの方法を使い分けて、1ヶ月もしないうちに、目標の30枚までTシャツの数を減らしました。
3. さらに厳選(30枚→10枚)
110枚あったTシャツを30枚に減らすと、少ないTシャツで生活するメリットを生活の中で感じるようになりました。例えば、以下のようなことを感じました。
- 服を選ぶときにかかる時間が減る
- 服がタンスからはみ出さないためスッキリする
- 自分の好きなTシャツがどれかわかるようになる
以上の良さに気がついた私は、さらにTシャツを厳選すれば、効果がさらにあると考えました。
さらに減らそうと思えたのは、30枚にTシャツを減らしても、特にデメリットを感じなかったことも大きかったです。厳選する時の基準は以下の通りです。
- 2週間に1度は着ているか
- Tシャツに対して思い出があるか
初めに、自分のお気に入りだと思うTシャツを残してきたので、その中から本当に気に入ってるTシャツを選ぶ事にしました。
気に入っていれば、実際に着用していると思ったため、どのTシャツを普段着ているのか記録をつけました。2週間で1度も着なかったTシャツは手放す事にしました。
さらに、「Tシャツに何か記憶があるのか」を私は重視しました。なんとなく買ったTシャツより、旅先でじゃんけんしながら値引き交渉をしたお土産Tシャツの方がストーリーがあり、着ていて楽しいと思えたからです。
この「記録」と「記憶」による選考の結果、10枚のTシャツが私のTシャツとして選ばれました。
まとめ
Tシャツを100枚手放した体験を紹介しました。私が100枚手放すことができたのは、以下のようなステップを踏んだからです。
- 試しに手放して、片付けをしても問題がないことを知った
- 物を捨てずに手放す選択肢を複数知った
- 記録と記憶により厳選した
私はTシャツを100枚手放した後、他の必要ではない物も捨てずに手放し、ミニマリストになりました。片付けるのに、物を捨てないと絶対ダメ、ということはありません。もしあなたが、「片付けたいけど物は捨てたくない」と思っているのなら、自分にできる捨てる以外の選択肢を取ってみてはいかがでしょうか。
100枚Tシャツを手放したことがきっかけで生活が変わった私のように、この記事が皆さんの生活がより良くなるきっかけになれば嬉しいです。皆さんの暮らしが素敵なものになりますように。