私は「小さな幸せを感じられる生活」をテーマに日々生活しているミニマリストの大学生です。最近は、自分の生活の選択肢を増やすことを目的に、他の方の暮らし方の本を読んでいます。
今回は、有元葉子さんの『使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭』という本を読んだので、紹介していきます。
本紹介
本について
今回読んだ本は、有元葉子さんの『使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭』という本です。2013年に講談社から発売されています。
料理研究家である有元葉子さんは、料理・暮らしを愛しており、環境にも配慮した気持ちのよい生活を提案し続けているそうです。料理研究家であるため、本の中の例も料理に関係することが多いです。写真が多く掲載されており、サラッと読みやすい本。
早速どのようなことが書いてあるのか紹介していきます。
内容
第1章 まずは「片付け」
多くの人が年末に行う「大掃除」を有元さんは行いません。理由は簡単で「掃除」は毎日こまめにしているから。「掃除」と「片付け」は別物。「掃除」は掃いたり、拭いたりすること。「片付け」はいらないものをなくし、その状態を維持すること。「片付け」がきちんとできていれば、「掃除」はすぐに終わらせることができるのです。
「掃除」は他人に任せることができますが、「片付け」は自分でなければできません。「住みたいのはどんな家か?」を考えることが必要です。この章では、有元さんの答えの例である家の一部が紹介されています。例えば、以下のことが書かれています。
- プラスティックは家に入れない
- カレンダー、時計はなし
- マニキュアは1本だけ
第2章 家事の「流れ」を作る
有元さん曰く、家事には「流れ」が重要。この章では、家事の「流れ」の作り方のヒントが書かれています。
「スタート」は何もない状態から。「終わり」も何もない状態で次のスタートを待ちます。家事の途中でも綺麗な状態を保つような工夫がされており、最初から最後までずっと綺麗な状態を保っています。調理中でも無意識にどこかの汚れを拭いていたり、洗い物をしたり。
料理研究家の有元さんらしく、料理が例となって、家事の仕方が紹介されています。
第3章 掃除・メンテナンスの技術
この章では、綺麗な状態を保つためのヒントが書かれています。例として、以下のようなものがあります。
- 究極で言えば洗剤は一本
- ハンディタイプの掃除機が◎
- 掃除道具はすぐ使える場所に
- 野菜くずは堆肥作りに
常に綺麗な状態を保てるように、すぐに使えるように準備がされていたり、ゴミが少なくなるように使いきる工夫が書かれていたりします。参考にしてすぐに取り入れられそうなヒントが色々あります。
第4章 使いきる=生きる
この章では、有元さんの生き方について、書かれています。
与えられたものの一つである、物の使い切り方の考えとして、「使いきる」ということはそのものを愛することなんだと思うと有元さんは述べています。有元さん自身も、自分でつぎ当てをしながら使用しているミトン、穴が空いたアンティークのふきんなど物をボロボロになるまで愛して使っています。
旅行も「使いきる」そうで、お土産を普段使いにするのはもちろん、旅で得たヒントを日常生活に取り入れるなど、全てのことをフルで使っています。
最終的には、自分自身も「使いきる」そんな生き方です。
本を読んだ感想
「使いきる」生活は私の理想の生き方にかなり近い生き方だと感じました。自分の人生に必要のないものは取り除くけど、手にしたものは最後までしっかりと活用したいと考えています。この本は「使いきる」という方法で私が理想に近づくためのヒントを与えてくれました。
また、有元さんの物だけでなく自分も「使いきる」という考え方はカッコ良いなと。私も自分の人生の要素は全て使いきって、十分に生きたなと思えるような生き方をしてみたいと思いました。
本としても、「私はこうだけど、人によって理想が違うから正解は違う」という感じで書かれているので、生き方のヒントを探す人にはちょうど良い本だと感じました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は有元葉子さんの『使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭』を紹介しました。こういう風に生きる、というのがはっきりしている人の生き方ってかっこいいなと思いました。この本は、はっきりとした生き方を持っている人の本を読みたい人や生活の全てにおいてムダなものを作りたくないという人にぜひ読んでもらいたい本です。
この記事が少しでも皆さんの生活を良くする参考になりますように。