私は「小さな幸せを感じられる生活」をテーマに日々生活しているミニマリストの大学生です。最近は、自分の生活の選択肢を増やすことを目的に、他の方の暮らし方の本を読んでいます。
今回は『それ、いらない。』という本を読んだので、本の紹介をしていきます。
本の紹介
本について
今回読んだ本は、『それ、いらない。』という本で、2017年にKADOKAWAから発行されました。
著者であるちゅらさんは、沖縄県在住、2児の母。出産をきっかけに持たない暮らしをはじめ、多くの物を持たずに身軽に生きる小さな暮らしについて発信をしています。
おしゃれなミニマリストの本、いうよりも多くの人が実践できそうな具体的な話が多い本です。
内容
第1章 「洋服を捨てる」からはじめよう
第1章では、多くの家庭で必要以上に量がある「洋服」に関してのヒントが書かれています。
家の中にあるもので1番かさばるものが洋服。そのため、家を片付けたいなら洋服を片付けることが大切だと言います。
ちゅらさんの洋服を増やさないルール7ヵ条
- トップス類は5枚、ズボンは3枚まで
- 下着類は3枚まで
- なにかを買うなら、なにかを捨てる
- 定番アイテムをメインに買うようにする
- 手入れが面倒で、かさばるものは買わない
- 着尽くすことをためらうような、高いものは買わない
- シーズン終わりに着尽くした洋服は全て捨てる
ルールを決めることで、洋服の量が増えず、1番かさばるモノの量を抑えているようです。
第2章 モノを持たない生活を楽しもう
第2章では、具体的にどのようなシンプルライフを送っているのかについて書かれています。
- 冷蔵庫は大型ではなく、168Lの小型のもの。
- 食器も家族4人分の必要最低限の量。
- タオルはフェイスタオルだけ。
具体的な話が複数あり、シンプルライフの様子がわかりやすく伝わってきます。モノの量が少ないと、掃除にかかる手間が少ないというメリットにも触れられています。ちゅらさんの家の掃除時間は1日わずか15分だそうです。この時間の少なさが、生活を豊かにするきっかけにもなります。
第3章 買い物コントロールで1000万円ためよう
第3章では、モノを持たない暮らしが節約につながることについて書かれています。
片付けの効果の一つに、「お金がたまる」というメリットがあります。その理由は、片付けをすることで、本当に必要な最低限のものを購入するようになるからだそうです。他人の価値観ではなく、自分の価値観に従って買い物をするようになると、人生の豊かさも変化していきます。
片付けにより「モノ」に縛られることがなくなるだけでなく、「お金の心配」に縛られることがなくなるという2つのメリットを得られるということです。
第4章 それ、いらない。
第4章では、ちゅらさんの価値観に従って、「いらない」と判断したモノについて書かれています。
- マイホーム
- マイカー
- 保険
多くの人が必要だと思っているものを「本当にいるのか?」と考えて必要かどうかをちゅらさんは考えているようです。他人と横並びになり、他人の価値観で判断するのではなく、自分の価値観で判断することの大切さに触れられています。
第5章 幸せって何だっけ?
第5章では、「幸せ」とは何なのかについて書かれています。
モノをもたない暮らしでは、第3章で書かれた「お金のゆとり」だけではなく、「空間のゆとり」「時間のゆとり」が生まれ、これらのゆとりが幸せを運んでくれることを説明しています。
また、昔とは時代が変化していることについても触れられています。
本を読んで感じたこと
『自分の価値観を大切に』
これがこの本の中で1番大切なことだと思います。自分の価値観を知り、価値観を大事にして生活することで、より豊かな生活を送ることができる。モノの片付けをする過程で自分の価値観を知り、必要なものを選ぶことで価値観に従った判断をできるようになるのだと感じました。
この本の中には実際のちゅらさんの生活について具体的に書かれているので、どのような暮らしなのかをイメージしやすく、「ミニマリストの生活が自分の生活と遠すぎてよくわからない」という人でもシンプルライフについて知ることができると思います。
「今の生活を何か変えたいけど、自分の生活と遠すぎるシンプルライフなんてよくわからないし無理」と思っている人はぜひ読んでみてください。きっと生活を変えるヒントが得られると思います。
まとめ
いかがでしたか。今回は、ちゅら著の『それ、いらない。』という本を紹介しました。
この本には、人生を豊かにするモノの少ない生活についてのヒントが具体的に書かれています。シンプルライフに興味があるけど実際の生活がよくわからない方は、自分の価値観を知り、価値観を大切にして生活するために、この本を読んで暮らしの選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。
皆さんの生活がより良いものになるように。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。